紹介予定派遣は派遣先の企業で一定期間仕事をした後、双方の同意の上で雇用契約を結ぶことができる働き方です。紹介予定派遣を利用するメリットの一つに採用率の高さがあります。大手と呼ばれる企業の中途採用は倍率が高く、履歴書によって判断されてしまうため、学歴や専門スキルなどの条件を満たしていないと採用されるのが難しいのが実情。しかし、紹介予定派遣は、実際に現場で働いてから雇用の判断が下されるので、努力を認めてもらえば経験や学歴を問わず大手の企業に採用される可能性があります。就業期間の長さは企業によって異なりますが、最長でも半年と決められていることから、最低1年以上掛かってしまう登録型派遣よりも早く契約を結べるのが特徴。企業面接だけでは知ることのできない職場の雰囲気や、人間関係を確認した上で決断できるのもメリットと言えます。

紹介予定派遣はメリットが多い反面、気を付けなくてはいけない点もあります。その一つが辞退に関するトラブルです。派遣会社は、紹介した派遣社員が企業と雇用契約を結んだ場合、年収の3割前後を手数料として得られる仕組みとなっています。年収は契約する企業で金額に多少の違いはあるものの、1人あたりり数百万円になるケースも珍しくありません。前述したように、雇用契約は双方が納得した上で契約を交わすルールのため、条件に不満があれば断ることができます。しかし、派遣会社の中には、この手数料を得たいがために辞退を認めずに、強引に契約を勧めるケースもあるので注意が必要です。紹介予定派遣について詳しく知りたい人は、こちらの［チャンスをつかむ！紹介予定派遣］も併せてご覧ください。